田山花袋『蒲団』

中年の作家が、弟子の女学生を好きになるが、恋叶わず悔しがる話。

国語の授業とかでよく紹介される有名な日本文学だが、普通に面白かった。

「立派な大人」という体(てい)で女学生に接しているが、本当は下心にまみれているおっさんの描写がリアル、そして惨め。

 おっさんになって若い娘に恋愛感情を抱くのはやめとこう、と強く思えるようになれる一冊。

 

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